このページでは、藤井厳喜先生と林建良先生の共著、
「台湾を知ると世界が見える」の要約・書評レビューを紹介していきます。
(※「対談形式」で構成されている本です。)
目次
「台湾を知ると世界が見える」要約・書評レビュー【藤井厳喜・ダイレクト出版】
この本は、
⇒「反日教育」を受けた台湾人が語る、日本人の本当の姿!
という感じの内容が学べます。
(※藤井厳喜先生が質問しながら、林建良先生が答える…といった形の「対談形式」本ですね。)
ちなみに、
「台湾を知ると“世界が見える”」というタイトルですが、
実際に、内容を見てみると、
××世界が見える
というよりは、
○○日本が見える
のほうが、しっくりくる気がしますね。
(※日本と台湾の関係を中心に、中国などが、少し話に出てくる感じです。)
今回は、一部ですが、「台湾を知ると世界が見える」という本の要約・書評レビューを紹介していきます。
約30年間…反日教育を受けた台湾人「林建良」
まずこの本を読む上で、大事な前提は、
⇒この本の「共著者、林建良先生」は、中国から「反日教育を受けた台湾人」
ということです。
林建良先生の世代は、
当時、日本が戦争に負け、中国が台湾を支配する時代だったと言います。
その際、中国は「徹底的な反日教育」を行ったそうで、林建良先生も、その教育を受けた世代です。
「日本は、悪い民族だ!」
このような教育を、子供の頃から、教えられ続けた…
と言います。
「中国が教える日本人」vs「親が教える日本人」
ですが、林建良先生は、
⇒現在、反日感情ではなく、「親日感情」を持っています。
…
なぜ、林建良先生は、「親日感情」を持つようになったのでしょうか?
↓↓
それは当時、中国人から受けていた「学校教育」だけでなく、
家での「親教育」という、2つの教育があったからです。
↓↓
●学校では(中国人から)⇒「反日感情」を植え付けられ、
〇家では(親世代から)⇒「親日感情」を教えられた。
「いったい、どっちが正しいんだろう…?」
当時は、学校と家とで、日本人の教育で食い違いがあるので、とても困惑したと語っています。
ただ最終的には、自分自身の目で見た中国人の特徴から、
このような結論になったそうです。
↓↓
林建良:「学校では、日本人は残虐でずるくて、言ったことを守らない、人を騙す民族だと教えられました。
しかし、よく考えると、それはそっくりそのままチャイニーズのことなんですよね。」(P-162)
今回の本「台湾を知ると世界が見える」では、
そんな“反日教育を受けてもなお、親日感情を抱く”林建良先生が、
⇒「日本人が、台湾に残した功績」
などを語ってくれています。
その内容について、これから簡単に要約しながらレビューしていきましょう。
✓日本は「台湾の基礎」を作り、感謝されている!
「台湾を知ると世界が見える」という本では、
⇒「日本は、台湾という国の基礎を作り、とても感謝されている!」
ということを、学ぶことができます。
林建良「台湾の中にある日本は、一言で言えば「文化財」です。一つ一つ挙げていくときりがないほど台湾に無数に存在し、有形文化財もあれば、無形文化財もあります。」(P-90)
例えば、
鉄道・道路・港湾・水道など、
現在の整っている設備などは、日本が統治時代に建設したもので、
「これら基礎があったことで、台湾は豊かになった!」
と林建良先生は、語ってくれています。
林建良「日本が作ったものは100年経っても、そのまま残っており、今もそのまま使われています。一番象徴的なのは、台湾総督府です。」(P-94)
「日本は台湾に、一流の人材と多額の資金を投じて、台湾の建設に力を入れたということです。(P-96)
✓台湾人が感謝する「4つの日本精神」
また「台湾を知ると世界が見える」では、
⇒「日本が台湾に残した“日本精神”」
についても学ぶことができます。
林建良:「教育、医療、そして何よりも、日本人が持ち込んだ日本精神です。日本人は、台湾人に清潔の概念、法を守る精神、時間を守る精神を教え、台湾の教育にも非常に力を入れました。」(P-96)
林建良先生が言うには、日本が台湾に持ち込んだ「日本精神」には「4つの性質」があると言います。
それは、「規律・清潔・正義感・冒険心」
残念ながら、今の日本人には、
「規律と清潔の心はあっても、正義感と冒険心が足りないのではないか?」
とのご指摘もありましたが、、
…反論は、あまりできそうもありませんね(^^;
ともあれ、台湾人が尊敬していた日本精神は、その4つの精神だったそうです。
「日本は台湾を植民地にしたが、良い国にしてくれた!」
「台湾を知ると世界が見える」では、
⇒「日本が植民地に対して、行った政策」
ついても、学ぶことができます。
林建良先生は、欧米の植民地政策と比較し、日本の政策をこのように語ってくれています。
↓↓
林建良「日本は台湾全土に学校教育を普及させていき、台湾人の教育水準を著しく向上させました。欧米の植民地経営が、愚民化政策を取っていたのに対して、日本はそれとは真逆のことをやったのです。」(P-98)
「日本は、台湾を植民地にしたが、国が良くなるよう、全力を尽くしてくれた!」
…
これは今回の林建良先生だけでなく、
「台湾民主化の父」とも呼ばれる、李登輝先生もおっしゃっていることでもあります。
「台湾を知ると世界が見える」感想・口コミ・評価【藤井厳喜・ダイレクト出版】
「台湾を知ると世界が見える」という本では、
今回要約レビューした内容以外にも、もっと多くのことが学べます。(感想・口コミ・評価)
実際に、「反日教育を受けた台湾人(林建良先生)」が語ってくれているので、
より説得力があり、日本人としても誇らしく思えてきます(^^)(感想・口コミ・評価)
「日本は植民地に、どのような政策を行ってきたのか?」
という真実を知りたい方は、ぜひ一度読んでみることをおすすめします。
林建良:「だいたい30年くらいの間、僕を含めた現在50歳~80歳くらいの台湾人の世代が、徹底した反日教育を受けたのです。(P-162)