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藤井厳喜著書「米中最終決戦 アメリカは中国を世界から追放する」の要約・書評レビューを紹介していきます。
目次
「米中最終決戦 アメリカは中国を世界から追放する」要約・書評レビュー【藤井厳喜】
この本は、
⇒「アメリカvs中国」今後の「世界の構図」は、どのように変化していくのか?
という内容が中心に書かれている本です。(要約・書評レビュー)
世界情勢の裏側に詳しい、藤井厳喜先生が、さまざまな視点から解説してくれるので、
悪化してしまった米中関係の現状を知るには、もってこいの書籍です。
ではこれから、一部抜粋しながら、「米中最終決戦 アメリカは中国を世界から追放する」という本の「要約・書評レビュー」を紹介していきます。
アメリカで高まる「反中感情」
まずこの「米中最終決戦」という本では、
⇒アメリカ全体で、「反中感情」が高まっている!
ということが書かれています。(要約・書評レビュー)
例えば、「武漢ウイルス」問題。
“コロナが広がった原因は、「中国」である!”
という考えを持っている、アメリカ国民は、なんとすでに8割近くもいると言います。
もはや、アメリカ全体で、「中国は信用できない!」が浸透してきている…ということですね。
順風満帆のアメリカ経済を地獄の大底に叩き落したのが、このウイルス感染症であった。
ーー肉親や友人をこの感染症で失った一般のアメリカ人にしても、反中感情を抱くのは当然である。(P-99)
中国は、調査にも協力的ではなく、拒否することも多いので、
アメリカ人も、中国を疑っている人が、どんどん増えてきているようです。
中国の軍事的挑発に、アメリカも我慢の限界!
「米中最終決戦」という本では、
⇒中国が軍事的挑発をやめず、アメリカも我慢の限界!
という状態になっていることが学べます。(要約・書評レビュー)
チャイナは国内で武漢ウイルスが拡大した1月以降も、軍事的な挑発行動を一向に緩和していない。
2020年2月以降、チャイナの軍用機や軍艦は、台湾との中間線を越えたり、台湾の防空識別圏に接近したりして、危険な威嚇行動を続けている。(P-110)
「コロナウイルスが蔓延して、どうにか食い止めよう!」
と世界全体で団結している時でも、中国には関係なし!
自分たちの利益だけを、追求する行動優先です。
(しかも、コロナの原因は、中国では?と疑われているのにも関わらず…)
こんな勝手な行動を見かねてか、アメリカ軍も本格的に活動開始。
チャイナ空軍が、台湾側に侵入した時には…
↓↓
アメリカも「台湾への脅迫をやめよ」とチャイナ側に警告した。
2020年2月にも、チャイナの戦闘機が侵入し、アメリカ軍は直後に特殊作戦機や戦略爆撃機を台湾周辺に派遣し、台湾防衛の確固たる意志を示した。(P-112)
アメリカとしても、台湾を中国に取られてはマズい…
台湾への挑発を放っておくわけにはいきません。(中国の力が拡大は阻止したい)
中国側もそれをわかっての挑発行動でしょう。
「アメリカvs中国」
の軍事衝突も、もはや避けられない状態になってきています。
米中決戦は「長期化」し、「2つの世界」に分かれる!
「米中最終決戦」という本では、
⇒米中関係は「長期化」し、やがて「2つの世界」に分かれる!
ということを示唆していました。(要約・書評レビュー)
〇「世界共通ルール」に従って行動する世界(アメリカを中心とした先進国グループ)
●「中国がルール」のチャイナ(中国)が支配する世界(中国の属国などのグループ)
アメリカも中国も、もはやお互いが妥協するする気がなく、
「アメリカvs中国」
の対立状態は、さらに悪化していくと言います。
(アメリカは)世界共通ルールを守らせるという要求においては、全く妥協の意思を見せていない。
チャイナ側も、基本的な妥協を拒否しており、従来のやり方に固執している。(P-161)
アメリカ合衆国は、これまで通り、
「世界の共通ルール」をもとに、世界各国の先進国と手を組んでやっていく流れ。
ですが中国(チャイナ)は、
チャイナの属国を中心に、「独自のルール」で、展開していく流れになっていくようです。
先進国を中心に世界共通ルールが尊重される世界と、チャイナ・ルールが支配する小さな世界が分離してゆく方向である。米中間の高い水準の緊張関係が続けば事態は自ずとそのような方向に発展していくだろう。(P-162)
武漢ウイルス問題で、この米中対立は、さらに悪化する見込みのようで、
もはや「アメリカvs中国」の衝突は、避けられないのが現状のようです。。
「米中最終決戦 アメリカは中国を世界から追放する」感想・口コミ・評価【藤井厳喜】
今回は「米中最終決戦 アメリカは中国を世界から追放する」で学べる内容を、一部抜粋で要約してレビューしていきました。
もちろん、この本で学べる内容は、まだまだたくさんあります。(感想・口コミ・評価)
現状の米中対立を把握するのに、ぴったりの書籍ですので、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。
・ウイルス拡散に関して、「チャイナに責任がある」と答えた人は77%、「責任があるとは思わない」と答えた人は23%であった。
・「武漢ウイルスに関してのチャイナ政府の報告は信用できるか?」との質問に、「信用できない」と回答した人が72%、「信用できる」と回答した人が28%であった。(P-96)